シュクレ通信を見ていて、
「伊藤シェフ、かっこいいこと言うてはるなあ」と思ったら
Bielleに行きたくなった。
行ったら
「どーして変わりばえしないこんな平日に来るんですか」
と言われた。
なにをおっしゃる伊藤シェフ。
パン屋さんは
「いつものパン」あってこそ じゃあありませんか。
あっ、これは初めてっ♪♪♪
いえあの、ほんとにそう思ってますです。
「レモン」?「シトロン」?
レモンとホワイトチョコの甘酸っぱい味。
甘さも酸っぱさもぱっきりとしていて、
ややおとなしめな見た目を裏切る「きゅんっと」パンです。
セレアル
ほんのり甘くて、いろんな穀物の優しい深み。
なにもつけずに食べるのが好き。
噛んでいると、じわじわ・とおいしさが末広がりになってきて。
タルトフランベ
セレアルと対照的に、口に入れた瞬間
「うまいっ☆」
と50 cmほどジャンプしたくなるタルトフランベ。
噛むとむぎゅっとおいしい塩豚が、タマネギとナイスマッチ!
「カロリー…」 と一瞬思うのは思うんだが、
抗えない。
緑茶のフィセル
抹茶だと思い込んでいました。すみません。
この抹茶ははっきりしてる感じだな、
きっとばっさばさ入れてて、濃いんやわ~ と思っていたのです。
マダム、
「抹茶だと上品過ぎて、うちの生地には合わないかなあって。」
そうでございましたか…。
緑茶緑茶と思いながらいただくと、ううむ確かに緑茶。
思い込み、反省。
『料理通信』にもこれ載ってましたね。
こだわりの緑茶とのことだった…。うう。
ミエル
黒ゴマなのかなあ、お醤油みたいな香ばしさがあって
たっぷりの胡桃とあいまって
やっぱりくるみゆべしを思い出してしまう。
はちみつの保水性のせいか生地もむっちょりなので、余計に。
ぎっしりつまって、にぎやかで円満。
パンの形容に「円満」って変だけど、そんなイメージです。
Bielleでは、ついマダムやシェフとお話ししてしまいます。
この時も「ああ もうたいがいにせな!」と気持ちを振り切るように辞したので
「シュクレ通信の、かっこよかったですよ」
って言うてくるの忘れました。