モンテベロが久しぶりなら、
シュクレクールも久しぶり。
キッシュ・ロニョン
「これ、もう食べてもらってますか?」
と聞いてくださったのが、最後の1個のこのキッシュ。
火が入った甘いたまねぎに卵、を想像していたら
やや、酸味とタイムで、どこか都会っぽいぞ。
仕上げにワインビネガーをふりかけてるとのこと。
だから酸味が飛ばないんですね~。
なんてお店でフレッシュに驚いてたけど、
さっきシュクレのmenuを見たらちゃんと書いてあったわ。
予習不足。
トゥルネ・パヴォ
これ、食べるのが楽しみでした。
けしの実の地味な滋味が好きで。
モーンプルンダーも好物で。昔は自分で作ったりもしたものだ。
見た目は地味だが口に入れるとあっとオドロキ!
というような派手さはなくやはり滋味系なのだが、
なんでしょう、噛んでるとじわじわくるこの感じ。
永遠に食べ続けそうななにかがある。
新作としてこういうパンが出るのは、嬉しいなあ。
パン・ア・ラ・ブリーズ・プランタニエール
「春風のパンです」「初恋の味とも言われています」
とヴァンドゥール氏に売り込んでもらったのだが、
彼が言うとどうしてこうもしっくりこないのでしょう。
入っているのは、きゅんと酸っぱいものばかり。
けれど酸っぱい分甘みもあって、
初恋というより成長したひとの恋という感じが、私にはします。
パン・パーク
ころんと丸くて、
一見白いだけだけど実はホワイトチョコがいっぱい入ってて、
めんこい。
これからもずっと可愛がりたい。
このままだったらずうっと行かなくて、
そうしたら行きにくくなって、
そしてもう行かないようになったりするのだろうか
とぼんやり思ったりもした日々。
が、お店の前に着いたら
「オッスオッス!」みたいな勢いで自動ドアを開けてる自分がおり。
あのぼんやりな思いは
ペリエの泡のように しゅわわ~と消えていった。