JR高槻駅からはすぐ。
細いパッサージュの先に扉がありました。
この4月にオープンされたばかりの
Il Chiaro(イル・キアーロ)さん。
お店の情報にとんと疎いわたくしにしては珍しく、素早い行動なのだ。
ふっふふ。
グリーンアスパラガスと温度卵
パルミジャーノ・レッジャーノのムース添え
パルミジャーノの塩気と、くん、とくる香りが卵でまろやかに。
混ぜるのって楽しいですよね。
パンは自家製フォカッチャ。
ローズマリーがふんわり香ります。
むぎゅっとおいしくて、
「大きいのが2個って、多目かな」と思ったけれど全~然余裕でしたわ。
前菜の盛り合わせ
おお、結構なボリューム!
左端には水茄子が。
ああ、もうそんな季節かあ。
なんだかしみじみするのだった。
奥にはけんけん鰹。むっちりしてなめらかです。
オレンジの皮をちらっと散らして。
橙色が濃いサラミは、むはっとくる辛さ。
山それぞれに丁寧さを感じます。
キタッラ 初鮎のコンフィ 胡瓜とういきょうのソース
初夏を求めて、選べるパスタはこれに。
青々しい香りや鮎のほんのりな苦味。
気分にぴったりで嬉しかった。
キタッラはむっちりしっかりな噛みごたえです。
次はプラス料金のメインで、この日のは
長崎産甘鯛とあさりのブロデッド サフラン風味
煮込まれた魚介の柔らかい味わいに、ぷちぷちと大麦の食感が楽しい。
きれいなお料理なのだけど、ほっこりした気持ちになります。
あさりの身が大きくてびっくり!
ドルチェ
デコポンの上にはちみつのセミフレッドとコアントローのソルベ。
甘く、爽やかで、敷かれたデコポンのソースは少し苦くて。
ああ、こんな女性になりたい。
その日の素材を自分の目で選んで提供したくて
と独立されたシェフと、
そのお気持ちをお料理とともに丁寧に運んでくださるサービスの方。
(マダムではないのよ)
小雨のなか、外の道まで見送りに出てくださったお姿を見たら
勝手にじわっときてしまった。
まだまだ店内の空気は初々しくて。
早くここが
たくさんの笑顔やおしゃべりで満ちるといいな。